ポータブル電源でスマホは何回充電できる?|計算方法【2026年版】

ポータブル電源でスマホ(電池容量15〜20Wh前後)を何回充電できるのか、公称容量とスマホの電池容量から概算する方法を解説。実効容量85%での計算式・シミュレーターと、容量帯別の充電回数の目安、充電ロスの注意点まで紹介します。停電時の目安として活用してください。

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「停電したとき、このポータブル電源でスマホを何回充電できるのか」——ポータブル電源の購入を考えるとき、冷蔵庫の稼働時間と並んでよく聞かれる疑問です。この記事では、公称容量とスマホの電池容量から充電回数を概算する方法と、計算式の根拠を解説します。

ヒント:

この記事でわかること: 充電回数の計算式/シミュレーター/容量帯別の充電回数の目安/充電ロスの注意点


答えの先出し

スマホの電池は容量15Wh(一般的な機種の目安)と仮定すると、ポータブル電源の容量帯ごとの充電回数の目安は次のとおりです(実効容量85%・充電ロス分を考慮した概算)。

  • 小容量帯(〜500Wh): 約23〜28回
  • 中容量帯(500〜1500Wh): 約47〜56回
  • 大容量帯(1500Wh以上): 約92〜109回

なぜ実効容量(80〜85%)で計算するのか

ポータブル電源の公称容量は、セルが理論上蓄えられる電力量です。しかし実際にUSBポートから給電する際には、DC-DC変換や本体のBMS(管理システム)制御によって一部の電力が失われます。このロスを差し引いた実際に使える容量を「実効容量」と呼び、この記事では公称容量の85%として計算しています。

情報:

スマホは機種によって容量差が大きく、5G通信・大画面化にともなって年々大きくなる傾向があります。購入前に自分のスマホの容量を確認してから、下のシミュレーターに入力することをおすすめします。


充電回数の計算式

実効容量(Wh)  = 公称容量(Wh) × 0.80〜0.85   (DC-AC変換損失・BMS制御分)
充電回数(回)  = 実効容量(Wh) ÷ スマホの電池容量(Wh)

スマホの電池容量は本体の仕様表に「mAh」で書かれていることが多く、Wh換算は「mAh × 電圧V ÷ 1000」で計算できます(一般的なスマホの電圧は3.85V前後)。例えば5000mAhのスマホなら、5000 × 3.85 ÷ 1000 ≈ 19.3Whです。

スマホは何回充電できる?(概算)

公称容量から実効容量(85%)を求め、スマホの電池容量で割った充電回数の目安です。

Wh
W

計算結果

実効容量(概算)
850Wh
充電回数の目安
56.7

上記シミュレーターの「スマホの電池容量相当」欄には、お使いのスマホの電池容量(Wh換算値)を入力してください。 表示される「充電回数の目安」は実効容量を電池容量で割った回数です。実際にはUSBポートでの変換ロス・ケーブルの発熱・スマホ側の充電制御(満充電に近づくと充電速度を落とす仕組み)が働くため、計算結果は上限に近い目安として扱ってください。


主要なスマホの電池容量目安

以下はカタログでよく見られる目安値です。同じシリーズでも機種によって数値は異なるため、実際の値は本体の設定画面や仕様表で確認してください。

コンパクトサイズのスマホ約3,000〜3,500mAh約11.5〜13.5Wh
標準サイズのスマホ約4,000〜4,500mAh約15.4〜17.3Wh
大画面・大容量モデル約5,000〜5,500mAh約19.3〜21.2Wh
タブレット約7,000〜10,000mAh約27〜38.5Wh

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タブレットはスマホより容量が大きいため、同じポータブル電源でも充電できる回数は少なくなります。複数の機器をまとめて充電したい場合は、機器ごとの容量を積み上げて必要容量を計算してください。


充電ロスの落とし穴

USBポートでの給電は、コンセントからの給電に比べて変換効率がやや低くなる傾向があります。また、スマホは満充電に近づくと保護のために充電速度を落とす制御が働くため、「電池容量Wh分をそのまま充電できる」わけではなく、実際にはやや多めの電力を消費します。この記事の計算では実効容量85%に加えてこうしたロスも織り込んだ概算としていますが、正確な回数はケーブルやアダプタの組み合わせによっても変わる点に注意してください。

警告:

スマホ・ポータブル電源はいずれもリチウムイオン電池を搭載した製品です。高温多湿を避けた保管、PSE表示の確認、満充電・空のまま長期放置しないことを心がけてください。純正または対応が確認されたケーブル・アダプタの使用もあわせておすすめします。


容量帯別のおすすめ機種

容量帯によって、スマホを何回充電できるかの目安が変わります。以下は実効容量ベースの目安です(スマホの電池容量を15Whとした場合)。

小容量帯(〜500Wh): 外出先や車中泊での予備電源に

Jackery(ジャクリ) ポータブル電源 500 New 512Wh

Jackery(ジャクリ) ポータブル電源 500 New 512Wh

4.2

512Wh・定格500Wの中容量寄り小型モデル。約5.7kgと軽く、扇風機や炊飯器を車中泊・防災用に動かしたい人向け。

  • 512Wh・定格出力500W・瞬間最大1000W
  • 最速60分で満充電(ソーラー+AC併用時)
  • 重量約5.7kgの軽量コンパクトボディ
  • UPS機能(0.01秒未満)とパススルー給電に対応

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¥59,800

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公称512Wh・定格出力500W。実効容量は約410〜435Whで、15Whのスマホなら約27〜29回が目安です。携行性を重視する車中泊やアウトドアでの予備電源に向きます。

中容量帯(500〜1500Wh): 家族分のスマホを数日分カバー

Jackery(ジャクリ) ポータブル電源 1000 New 1070Wh 定格出力1500W

Jackery(ジャクリ) ポータブル電源 1000 New 1070Wh 定格出力1500W

4.4

1070Wh・定格1500Wで業界トップクラスの軽さ(約10.8kg)を実現した中容量モデル。冷蔵庫やスマホ、ノートPCを停電時に一通りカバーしたい家庭向け。

  • 1070Wh・定格出力1500W・瞬間最大3000W
  • 同容量帯で最軽量クラスの約10.8kg
  • LFPバッテリーで4000サイクル後も容量70%を維持
  • UPS機能(20ms未満)とパススルー給電に対応

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現在のAmazon参考価格は¥119,800、レビュー件数は538です。公称1070Wh・定格出力1500W。実効容量は約856〜910Whで、15Whのスマホなら約57〜60回が目安です。家族分のスマホを数日にわたって充電し続けたい世帯に向きます。

大容量帯(1500Wh以上): 長期停電でも余裕を持って

Jackery(ジャクリ) ポータブル電源 2000 New 2042Wh

Jackery(ジャクリ) ポータブル電源 2000 New 2042Wh

4.4

2042Wh・定格2200Wで2000Whクラス最軽量級(約17.9kg)をうたう大容量モデル。震度7耐震試験に合格しており、防災備蓄の主力機として使いたい家庭向け。

  • 2042Wh・定格出力2200W・瞬間最大4400W
  • 同クラス主流モデル比で約34%軽い約17.9kg
  • 66分で0→80%充電、102分でフル充電
  • IEC60068-3-3耐震試験(震度7相当)に合格

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現在のAmazon参考価格は¥209,000、レビュー件数は270です。公称2042Wh・定格出力2200W。実効容量は約1634〜1736Whで、15Whのスマホなら約109〜115回が目安です。スマホ充電だけでなく冷蔵庫や照明など他の家電と並行して使いたい場合にも余裕があります。

容量帯別のおすすめをチェック

スマホ充電だけでなく他の家電も動かしたい場合は、必要容量から機種を選ぶのがおすすめです。

※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。


よくある質問

Q. 1000Whのポータブル電源でスマホは何回充電できますか? A. スマホの電池容量を15Whとした場合、実効容量(公称の約85%)から計算すると約47〜56回が目安です。実際の電池容量は機種ごとに異なります。

Q. スマホの電池容量はどこで確認できますか? A. 本体の設定画面や仕様表には「mAh」で表記されていることが多いです。Wh換算は「mAh × 電圧V ÷ 1000」で計算でき、一般的なスマホの電圧は3.85V前後です。

Q. 充電回数の計算に充電ロスは考慮されていますか? A. 考慮しています。ポータブル電源の実効容量(公称の80〜85%)に加え、USBケーブルやスマホ側の変換で発生する充電ロス分も差し引いて概算しています。

Q. 公称容量と実際に充電できる回数が合わないのはなぜですか? A. DC-AC変換損失やBMS制御による実効容量の目減りに加え、USBポートでの変換ロス・ケーブルの発熱・スマホ側のバッテリー保護制御などが影響するためです。計算結果は上限に近い目安として扱ってください。


まとめ

  • 充電回数の概算は「実効容量(公称の80〜85%)÷ スマホの電池容量(Wh)」で計算する
  • スマホの電池容量はmAh表記が多く、「mAh × 電圧V ÷ 1000」でWh換算できる
  • USBポートの変換ロスやスマホ側の充電制御があるため、計算結果は上限に近い目安として扱う
  • 複数の機器をまとめて充電したい場合は、機器ごとの電池容量を積み上げて必要容量を計算する

関連記事: ポータブル電源と発電機どっち|必要容量から選ぶ3方式比較では、スマホ充電を含む複数家電を想定した必要容量の考え方を解説しています。冷蔵庫の稼働時間が気になる方はポータブル電源で冷蔵庫は何時間動く?|計算方法もあわせてご覧ください。

容量別のおすすめをチェック

スマホ充電を含めた必要容量に応じて機種を選びたい方は、容量帯別のおすすめ記事もご覧ください。

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